レビュー フェリックス・ティオリエ展

現代の不自然に鮮やかすぎるカラー写真とは全く異なるデリケートな色合いの「オートクローム」と呼ばれる初期のカラー写真や、印象派絵画のような田園写真の数々。作品の中に1900年のパリ万博の工事中の写真があって、この写真がなければ19世紀末に撮られたとはちょっと思えない。
収蔵作品展の建畠覚造。取っつきにくいものが多い抽象彫刻の中では親しみやすい楽しい作品です。個人的には合板の特徴を活かしたLANDSCAPEシリーズがおすすめ。